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子どもたちが自分自身で未来を切り拓いていけるように


Photo: GORI International Inc.
Photo: GORI International Inc.


2024年も多くの方々に支えられ、素晴らしい一年を過ごすことができました。この場を借りて、心より感謝申し上げます。


2024年の活動を振り返ると、多くの企業、個人の方々のご支援のおかげでProject KIBOとして提供するコンテンツの幅が広がり、子どもたちにより多くの「感動体験」を届けることができました。その中でも特に印象に残っているのは、MISIAさんのライヴに約300名の子どもと保護者の皆さまをご招待したことです。子どもたちがすばらしい音楽に触れ、感動で心を豊かにする瞬間を共有できたことは、私にとって何よりの喜びでした。また、株式会社アミューズ主催のチャリティプロジェクト「Act Against Anything」でも、子どもと保護者の皆さまが圧巻のエンタテインメントを武道館で堪能する機会をいただきました。その他、数多くのスポーツのクラブチームのご協力により、ラグビー、サッカー、野球など、さまざまなスポーツ観戦の機会をいただきました。


KIBOの活動に共感し、ご協力くださったすべての方々にお礼申し上げます。


また、私は2023年より東京都「こどもスマイルムーブメント」のアンバサダーを拝命しています。昨年は、主に中高生の学生の皆さんを対象に特別授業を行ったり、対話をしたりする機会を多くいただきました。本取り組みの一環として開催された地域・社会課題をテーマとした「ティーンズ・アイデアコンテスト」では、中高生に社会課題の考え方に関するレクチャーを行い、さらに優秀賞を受賞した方々を表彰しました。活動の成果を直接称えることができ、とても印象深く喜ばしい出来事でした。


2025年は、さらに新しい活動にも取り組んでいきます。


そうした活動には、沖縄県にあるNPO法人沖縄青少年自立援助センターちゅらゆいとの更なる連携による子どもたちへのセミナーの開催や体験機会の提供、また、認定NPO法人キッズドアと実施する子どもたちの海外語学研修が挙げられます。そして、まだ構想の段階ですが、KIBO主導によるファンドレイジングやチャリティイベントの開催も視野に入れて考えています。チャリティイベントは、はじめは小規模にスタートしても、5年後、10年後には大きく成長できるよう継続的に力を注いでいきたいと思っています。


これまでの活動を通じて、私自身もたくさんの気づきがあり、「感動体験」に関する考え方も変化しました。それは、誰もが特別だと思う体験が必ずしも子どもたちに響くわけではなく、それぞれの状況やニーズに合った体験を提供することが重要だということです。


こうした考えを基に、体験格差を解消するための啓発活動とともに、KIBOが提供する体験の幅をさらに広げていきたいと思います。そして子どもたちには、自分自身で未来を切り拓くために、自分にとって何が大事かを常に考える習慣をつけてほしいと伝えたいです。


今年もどうぞよろしくお願いいたします。



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